• 2025.02.08[Sat] - 2025.03.09[Sun]
  • 柏店

【Exhibition】Kilim & Gabbeh 織物と敷物FAIR

■会場 インテリアカーサ2階 特設会場

■入場 自由(予約不可)

■会期 2025/2/8(sat)--- 3/9(sun)

    ※水曜日定休

■内容

ペルシャ絨毯を代表する織物の「キリム」、敷物の「ギャッベ」を中心としたトライバル絨毯を特別会場にてご案内するエキシビジョン。当日は大小約100点近くが揃い、良き巡り合わせがありそうです。

ギャッベとは、
もともとペルシャ語で「ざっくりとした」という意味を表し、古くからイランの南西部のザクロス山脈一帯に住む遊牧民によって織られている 「毛足の長い絨毯」のことを言います。

もともとは遊牧生活の過酷な大地にふかふかで毛足の長い絨毯を敷くことにより 暑さ寒さをしのぎ、快適に暮らすための生活道具として代々受け継がれ、自分たちの育てた羊の毛から 糸を紡ぎ、自生する草木で色を染め、手織りで織る。そんなシンプルな知恵の集積が ひとつのじゅうたんを生み出し、家族や集落で代々受け継がれながら使われていきました。

近年、欧米やアメリカ中心にギャッベは、「アート」としての魅力が注目され、日本でも、ギャッベの魅力が雑誌に特集として組まれ、織りの技術がユネスコの無形文化遺産に登録されたことにより、その伝統的な価値として注目を集めています。

キリムとは、
トルコからイランへ続くアナトリア高原から中央アジア一帯に広がるチュルク族、アフガンからイランに暮らす遊牧民たちが織る“平織りの敷物”の総称です。幾何学のモチーフはさまざまな意味を持ち、独創的な色やデザインは、その芸術性の高さでも注目されています。

地面に敷いて使うだけでなく、キリムで居住空間のテントを作り、日除けのカーテンを作り、穀物を入れる袋や家財道具や財産を守る袋を作り、防寒用のコート、寝具用のクッションを作り、そしてだいぶ後の豊かな時代になって、装飾用のカバーなど手の込んだ織りが作られてきたのです